脱税は、絶対にやってはイケナイ行為です。

手を染めてはいけません。わかりきっているとは思いますが、念のため。

税理士が言うことは、絶対的に正しいのか?

 

脱税という違法行為に手を染めるのは、大体以下の2パターンです。

  1. (とにかく税金を払いたくない!)社長自ら進んでおこなう。
  2. (税理士に丸投げしている・・・)知らないうちに税理士が勝手にやっている。

税金が嫌なのか、それとも、お金を支払う(お金が減る)ことが嫌なのか。

理由は人それぞれですが、「1.」は論外。

問題は「2.」です。

 

社長であるあなたの知らないところで「脱税していた」なんてことが、現実に起こります(起こる可能性があります)。

ニュースでもありますよね、こういう話って。

そして、こういたケースでよく聞く社長の言い訳は「税理士に任せっきりだった・・・」というものなんですが、「税理士に任せてあるんだから、税理士の責任」と考える社長もいます。

(税理士主導の脱税なんて)もちろん、税理士が悪いんですよ。

でも、自分(=あなた)の会社、自分のビジネスですよね。

なのに、「自分の会社で何がおこなわれていたか知りません」は、あまりにも無責任です。

これだって、経営者として論外、話になりません。

ダメな節税策『脱税行為・脱税に類する行為』

脱税は「偽りその他不正な行為によって、税金(納税)を免れること」です。

税務調査時にその申告内容について、事実を仮装・隠ぺいした場合には、重加算税が課されます。

  • 事実の仮装・・・偽ること
  • 事実の隠ぺい・・・故意に隠すこと

脱税に関するニュースは毎年のように世間に流れます。

もちろん、それだけが全てではなく、ニュースにならない脱税もあります。

もし、ニュースになれば、会社名や個人名が世の中に発信され、SNSの時代ではその広がりも計り知れませんし、当然、大きなダメージになることは避けられません。

 

脱税という行為は、金銭面だけではなく精神衛生上も、割にあわない行為です。

「バレなければ・・・」と考える人もなかにはいますが、バレなければ良いという話ではありません。

というか、そもそも「バレなければ良い」という考え方そのものが、ダメなんです。

ダメな節税策『売上の過少計上』

「当期の売上を来期に回す・・・」

「少額の売上代金を懐に入れる・・・」

売上をごまかす(売上を少なく計上する)ことも「偽りその他不正な行為」なので、脱税です。※重加算税の対象

商品であるモノが動く場合には、商品の動き(流れ)をチェックされれば、売上のごまかしは簡単にバレてしまいます。

また、モノが動かない(サービスやヒトの)場合には、相手方からの支払いの事実を把握されれば、ごまかしていることなどすぐに発覚してしまいます。

結果、売上を意図的に少なく計上したことによって、ごまかさなければ支払う必要のなかった税金まで支払う羽目になるのです。

ダメな節税策『架空経費の計上』

売上の過少計上と同様に、架空経費の計上も「偽りその他不正な行為」なので、架空経費の計上も重加算税の対象となる行為です。

架空経費の計上にはどのようなものがあるかと言うと・・・

  • 架空人件費の計上
  • 外注費の架空計上
  • 領収書の改ざん  etc.

架空経費の計上も売上の過少計上も、しつこいですが、税務署にバレなければ「OK」という話ではありませんよ。

バレないよう工作するために労力を割くぐらいなら、それをもっと別のことに使った方断然意味があります。

ダメな節税策『家族への不相応な給与支払い』

社長の給与(役員報酬)を引き上げて、会社としての納税負担を減らす・・・でも、社長個人の税負担(所得税や住民税)が増える・・・

この時にやってしまうのが、(税率を低く抑えることができる)家族を、従業員として雇用しているように偽り、その家族に給与を支払うという行為です。

もちろん、家族だから給与を支払ってはいけないということはありません。

他の従業員と同程度や一般的に妥当な待遇であれば、問題ありませんが、仕事をしていないのに給与が発生していたり、仕事内容に見合わないほど高額な給与であれば、問題です。

これは明らかな不正・・・つまり、これも脱税と言える行為です。

“税理士へ丸投げ”の弊害

経理や会計の仕事を税理士に丸投げすれば、事務作業の負担が減り、社長の仕事がラクになるかもしれません。

ラクになるのは、領収書やレシートなどの書類の整理と会計ソフトへの入力作業です。

でもその一方で、必要な資料を税理士に渡してから税理士が決算書を作成するまでの間がブラックボックスになってしまいます。

そして、大抵の場合、税理士に丸投げする社長は、税理士が作成した決算書に対して、何の疑問も持ちません。

黒字か赤字か。納税額はいくらか。

気にするのは、それぐらいです。

なぜなら、決算書を見ても分からない!説明されてもイマイチ意味が分からない!から。

大半の税理士は不正などせず、ちゃんと彼らの仕事をしてくれます。

でも、(ごく)一部の税理士は・・・。

 

顧問税理士が、ちゃんと税理士としての仕事をやってくれているのか?

それが分かるのは、税務調査が入ってからです。

それまでは「ちゃんとやってくれているはず・・・」という、想像でしかありません。

税務調査が入って後、大きな負担となる納税がドカンッと来て、税理士に丸投げしていたことを後悔しても、それでは遅いのです。

これは、社長が「数字が分からない」ことをほったらかしにしていることが原因ですから、何をすれば良いかは明白です。

 

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