経営数字を見ることで、その原因がハッキリする

前月(2月)
1. 売上 120万円
   販売数量 1,000
   販売単価 1,200円
2. 売上原価 60万円
   仕入単価 600円
3. 粗利益 60万円

売上を増やすために、販売数量を倍増させるための施策をおこなった。

その施策とは、値引き販売。

3割引き(1,200円×0.3=360円)で販売した(1,200円-360円=840円)。

前月(2月) 当月(3月)
1. 売上 120万円
   販売数量 1,000
   販売単価 1,200円 840円 3割値引きして販売した
2. 売上原価 60万円
   仕入単価 600円
3. 粗利益 60万円

3割引きで販売したが、販売数量は狙い通り、2倍(1,000→2,000)に増えた。

その結果、売上は1.4倍(120万円→168万円)になった。

前月(2月) 当月(3月)
1. 売上 120万円 168万円 売上は1.4倍に増えた
   販売数量 1,000 2,000 販売数量は2倍に増えた
   販売単価 1,200円 840円 3割値引きして販売した
2. 売上原価 60万円
   仕入単価 600円
3. 粗利益 60万円

さて、粗利益はどのくらい増えたか?

値引き販売をしても、仕入単価は変わらない。

前月(2月) 当月(3月)
1. 売上 120万円 168万円 売上は1.4倍に増えた
   販売数量 1,000 2,000 販売数量は2倍に増えた
   販売単価 1,200円 840円 3割値引きして販売した
2. 売上原価 60万円 120万円 仕入単価×販売数量
   仕入単価 600円 600円 仕入単価は変わらない
3. 粗利益 60万円

安易な値引き販売が、粗利益の2割減(60万円→48万円)を招いてしまった。

実は、値引きとは、自社の利益を食いつぶしていく行為である。

前月(2月) 当月(3月)
1. 売上 120万円 168万円 売上は1.4倍に増えた
   販売数量 1,000 2,000 販売数量は2倍に増えた
   販売単価 1,200円 840円 3割値引きして販売した
2. 売上原価 60万円 120万円 仕入単価×販売数量
   仕入単価 600円 600円 仕入単価は変わらない
3. 粗利益 60万円 48万円 粗利益は2割減